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一を聞いて虚数解

枠の外の話

7年ひと昔と添え物らしさ。 J2 第5節 横浜FC戦

三ツ沢とは思い出深い地で、2010年にあの大逆転を決め(思えばあれが赤帽先生の運命を変えたような気はしなくはない)2007年は裏天王山として必死になって勝ち点もぎ取ったり、2006年にはマリノス戦で華麗なるオウンゴールに固まり…と印象深い試合も多いのですが、忘れられない2005年夏。

「ただいま」の一言が感動を呼んだ山口素弘横浜FC移籍のセレモニー。そしてそれをぶち壊すかのような3-4の壮絶バカ試合。なつかしいなーってもう7年も前か。そりゃなつかしい。そして奇しくも山口素弘監督就任初戦がまた三ツ沢の甲府戦という。数奇な運命とはこれのことを言うんだろうなと懐かしいというか、それがもう7年前とかいう数字だったことに驚き。時の流れトークが身にしみる年頃…

さらに相手に新とうっちーがいたというのもあるし、素さんも、カズさんもいたし、赤帽先生も大黒もいなくなっちゃったし、と、基本的に誰にブーイングすればいいのかという相手への敵意のなさが異常なままの一戦。
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7年前はふたりとも選手でいたんだけどねとか、この二人が同じチームでこういう立場でとか、そういう感慨は敵味方を超えてこみ上げるものがありました。負けてたらそう思ってる余裕はなかったろうけど(矛盾

結果的には「これで2-0止まり」と意味は違えど互いに思ったのではというくらいのワンサイドに近いゲーム。平たく言うと書くこと無い試合(いい方の意味で)ということで、メディア的にどうぞ素さんの方に注目向けて下さいという、7年越しの「添え物は添え物らしく」も達成。勝ち点はいただくが。

試合には関してはほぼこれまでどおりのことをやってた。そこを詰めるのが現状なのでそりゃそうだろ。と。で、2トップに当てればほぼ完勝でこっちのやりたい放題だし、相手のトップをドウグラスがほぼ完封。散発で「J1なら危ない…」というのはあったけどあくまで散発。今後はともかく、現状これというのは想像してなかったくらいの盤石な試合。

攻撃は今期の勝ちパターンの一つの「前半は2トップでゴリゴリ」→「後半はさらに片桐・柏でザクザク」という二段構成がものの見事にはまった形。前節の「どこまでやりづらくされたら」という目線で見ると、一番その部分がない試合だったかもしれないとくに、山形の時と比較すると相手の前線からのプレスの連動の部分であっさりはがせるので、後ろからの1・2本のパスでFWがバイタルエリアに入り込めて、そうなれば、ボランチにしても、その後ろにしても、その次に何をするかの時間ができるのでやりやすかったのかも。後ろのポジションの良さの一端はそこにあったような気はする。

(ここらへんは向こうの事情考えるとそうならざるを得ないんだろうけど。それにしても向こうはしばらく見ない間に何があった…って昨年の甲府の事を思い出せばいいのか)

交代カードの3枚目が毎回2枚目までの鉄板ぶりに比べて流動的だったけど、今節の最後に出てきた永里も徐々にだけど持ち味を出してきた感じもあって、やっぱり充実する素養あるぞという部分が垣間見えたかなと。前線の充実の間に後ろも揃ってきてくれると助かるかと。

相手の事情はともかく、こっちの懸案事項というか、スタンド的には親心的な領域に達しつつあった「前節の払拭」と「高崎初ゴール」と「無失点試合」が一気に来て、安堵に包まれたスタンド席という最初から最後まで不思議な雰囲気の試合だっとなと。サイドがのびのびしているのはサイドプレーヤーの近くからヤジが飛ばないからなのでは的な疑惑もあるが、まあそれはいい。いいのか?

3月はこれで4/5勝。過去類を見ない好スタート。とはいえ、今後当たる相手のレベルとか魔の新加入組とかを思えば…というより今はそこでなく、チームがジワジワ出来上がっていく過程を見てるほうが楽しいからそっち見てたほうがいいなという3月の締め。