一を聞いて虚数解

枠の外の話

無敗記録からの「卒業」

今週のお題「卒業」:無敗記録から卒業してまいりました。
「久しぶりに負けたからなんかキツいわ-」ってあーた、そりゃ贅の極みですってば。と。ということで25戦負けない中で負けたらしいですよ。オフシーズン長すぎて忘れてましたが。

ホーム開幕は前節仙台と20℃(体感だとそれ以上あっただろうアレは)近い気温差。その場の気温はどっちにもフェアだけど、前節との差はフェアであるとは限らない。というか仙台も負けてるしやっぱりあの開幕は酷だったよなぁ…と。

それは言い訳がましいけど、センターラインのけが人(と契約解除)が凄まじいという現状ではどんな要素でも「あー…」ってなりまして。その中で出てきそうな選手もチラホラいるんでありがたいけど。対戦相手を見てみなさい。あれだけドイツに引っこ抜かれてもたくましくやってるんだから。帰ってくるってだけでもありがたいと思いなさい。ってことか。

試合の方は、スタメンが青山→盛田(青山の怪我のため)となった以外は開幕と一緒。
とにかくこの試合の山場は開始すぐに来てしまった。「うわーやっぱりセレッソうめーなー。てかプレッシャーキツいな-」とか思ってたら、相手のドリブルに対して完全にウォッチャーになってしまってあっさりすぎる失点。

入りがフワフワってよくあるのが甲府なんですが、それが致命的になるのがJ1だと顕著だということ。あっさり点を先制点の献上と、弱点の露呈をしてしまった感じで、そのご盛り返すまでに時間とパワーをかなり要してしまった。

追いついたけど、わりと相手に何点分か防がれて、同点で一番こっちがパワーを出せる時間帯を凌がれて、後半に外国人2人→南野・枝村(おい、なんだこの豪華な控え…)で、前のプレッシャーの連動とかこぼれ球拾うための運動量アップされてからは危険度割増(外国人が抜けてからが本当のセレッソでした。本当にありがとうございました)対してこっちはウーゴ・金子(ウーゴはともかく金子もかなり出色の出来。点を早い段階に決めた日にはブレイクあるなーと。まあ、そこは焦らないでいいのでフル出場できるようになってほしい)を追いつくまでにパワー使ってしまって交代。

(後ろから一発でさす的な印象のある)河本・平本と、ボールの出し手のはずが、相手のプレスとボール拾いへの対処だけでヘロヘロの後ろとのミスマッチ感でアタッカーがどんどん浮いてくると、優さん交代+ポジションチェンジの直後の不意でサクッとやられてアウト。と言う展開。こっちがパワー出した時に点がとれた+わりと押し込めてただけに、もったいない負けだったなと。(そういう意味ではやっぱり河本・平本・新井の交代メンバーは不運というか評価しづらい展開だったかと)

前節「プラン通りにできて勝ち点1」と監督が言ってたのですが、それをもとにするなら初っ端でプラン崩れたとなれば、あとは後手後手踏まざるを得なくなりこうなる。うまく弱い所をカバーしたいところを、いきなり相手に「狙いどころ」を教えてしまったとなれば、そこに圧力かかって負荷がかかるので。「プラン通りにできて勝ち点1」なのであれば、もしアレがなくとも勝てたかって言われると自信はないけど、少なくとも勝ち点3をとる挑戦権をかなり早いタイミングで放棄しちゃってたのかなっていうのは後になって思った。あの時点でオシマイってわけでもないけど、さすがにちょっとディスアドバンテージ背負うには早すぎ。

羽生さんが試合後「J1を経験しに来たのではない。力を見せつけないといけない」と仰る通りの展開ではある。力を見せつけるっていう事は「このカテゴリでも安定して持ち味を出せる」ってことなので、初年度の頃の「瞬間馬力で勝ったら大喜び」とはちょっと違うんだなと。あれは経験しにきた時の事。そりゃそういう展開は大好きだけど。

得たいものが持続的なものなんだし、得るためには持続的にやるしか無いんですから、と思えば選手たちはともかく、こっちは「負けたわ-、久々に負けたわ-(目のパーツを寄せつつ」くらいでいいのかも。贅沢できるだけの記録残したんだし。

負けて始まることもあるさ。J1だし。

ところで次節名古屋戦なんですが、小瀬のこの時期の19:00って気温何度になるんでしょうね…

http://instagr.am/p/Wtlgw4nJUl/
地味にマスコットにも酷な温度差だったなと。