一を聞いて虚数解

枠の外の話

機能と技術と出来るものは相互関係にありそうでなさそうで

ガジェットやソフトウェア、ウェブサービスの場合「あれもこれも出来る」より「こんなすごいことができた」の方が評価が高いわけですが、そのすごいことに辿り着く段階としてまず「それらの基本的なことを使える」という段階に来る必要があるというかその上で「じゃあこれでこういうのやってみよう」という段階に行くわけで、その前に「これの使い方が完成したら過ごそうだけど、そこにまで至らない」で、頓挫するんだと思う。

「すごいことできた」という場合は、そのアウトプットのクオリティが全てなので、至るまでの過程とかはあまり気にされないとした場合「書き方のテクニック」とか「機能的な不便さ」が仮に多いとしても「機能を把握、習熟するまでの容易さ(とっつきやすさとも)」が優れてる方がアウトプットのすごいのが出て来やすい。

一度そうやってアウトプットが出てくると「音ゲーによくある二人目の達成者が早く出てくる現象」みたいに、そこから次の優秀なアウトプットが出てくる速度が急に上がる。そうなると「アレを使って頑張れば…」っていう思想が増えるのと「そのTips」が出回ることで、だんだん一気にその「とっつきやすい方」が地位を占め始めるってことで。

業務系になると「古い物と付き合っていく力」みたいなのがだいたい絡んできて、力で負けて難しい方に流れることが多いんですが。

で、それがなんなのさって言われると、自分の中のガジェットやサービス選びにおいて大事なことってなんだろうと、いろいろ買い替えの時期なんで、いろいろ調べると「あれはこんなこともできていいな」ってなる時が結構あって、だいたい失敗してるということを、この時、この大事なときだけは忘れてしまっているので、リマインダー的に。

ツールは作成を助けてくれても、ツールは自分の腕を上げてくれる訳ではない。ということで。