一を聞いて虚数解

枠の外の話

連戦終了が長い始まり。

面倒だし間をとって「ゴールデン大型連休ウィーク」って呼ぼうぜ。
そんな連戦をサクッと振り返ると

徳島戦:源気様々。あのドリブルを活かすのも手だよねという片鱗と、盛田さんとピンバの可能性。

福岡戦:失点はぐうの音も出ない感じなので。とりあえずターンオーバーしたけど控え組(MF)の一発狙い過ぎで、ボールも人も循環しない悪循環。と、決まらないことと継続性とは評価として区分けしないとね…

湘南戦:やっちまったな!!が、責めることなど誰にできようか…ただ、そんな両サイドが試合開始から試合後みたいな疲労困憊な中、サイドを突く事はちゃんとできてたので、相手が相手だし良しとしたい。というか、あの状況で最後に良しとできたホームとできなかったアウェーの差が後々ボディーブローの様にきそう。そういう意味じゃ2009からの差はまだ変わってないなーと。

京都戦:完成度の高さの差がモロに出た感じ。局所的固定メンバーの疲労とか、天候による特性のメリットデメリットの享受の差とか(風に左右されるフィード、されないショートパス。ただ、それで挑むと京都には現状太刀打ち出来ないし、それをやった後半は今度は雨で芝が…とかなんとか)もあるけど、ここまでボコボコに負けたのも久しぶりで、こういう段階なんだなーとかこういうのはダメなんだなーとか違った意味で見てて興味深い試合ではあった(が、何度も見たくはないけど)

とりあえず「メンバー固定されてる部分とされてない部分が激しすぎ」一番核で、かつ戦術を牽引するメンバーがいきなりヘロヘロでは回るものも回らない。ただ、これは明らかに編成面の問題というべきなので(特にSB)わかってたこと。そこをどうこう言ってもしょうがない。

DFはまず頭数が揃ってないし(むしろその中で佐々木がここまでやってるというのがいい意味での想定外ってくらい。)FWは高崎・ダヴィ依存というかこの二人とそれ以外の差が歴然なのは開幕時にはっきりしてたことであり。思ったよりそこの差がまだ埋まってない印象のほうが強かった。

反対に固定しきれなかった中盤は固定できないがゆえに連携がどっちとも、かつ中盤同士でも連携不足感で、結果前後分断激しかった+フィニッシュがよくならないんだろうなーと。(そんななか毎試合のように前のMFが変わるのに頑張ってる佐々木がだな(ry )というのが連戦が進むにつれ露骨になってた感。

特に京都戦で解ったろうけど、いいつなぎとか連携とかプレッシングをして行かないと、いいフィニッシュに持って行けないわけで、シュートが入らない=決定力(って多分シュート打つ人の精度って言いたいんだろうけど、実際決定力って何を指してるのかはイマイチわからん)って短絡的になるといつまでも変わらないし、それこそチームビルドとしてはダメな方向行くって気はする。鶏が先か卵が先か論壇になるんだろうけど、これまでがそういうやり方だったので、いい加減急がば回れの方に目を向けていいんじゃないかな。

とか見てると、わりと監督も自分のサッカーをやっていく上での核となるメンバーの絞り込みとか、交代カードとかで苦慮してるんだなという部分が。ただ、その理想として描いてる部分と、実際試合で「勝ちにいかないといけないから動かないと…」という部分のアンバランスさというか、勝ち急ぎ感がおもいっきり裏目裏目にでててそれが嫌な循環してる気はする。

ただ、それが采配ミスとも言えるかもしれないんだけど、その根本が現状で「勝てない時に動かないと騒がしいから動く」という雰囲気もあるので、もうちょっと城福さんがどっしり構えられる様な雰囲気が欲しいなという部分は。もしかしたら上述の控えとかスタメンの選定のためにいろいろやってるだけなのかもしれないけど、どっちにしても固定されてないところが恐ろしく固定できてない。というのが大きく目立ってる気はする。

ただ、それが不安とかいうよりは、この状態でこれだけ妙に過度にプレッシャーかかっててればいろいろやらざるを得ないよなーという同情に近い気分になってるわけでして。

1/3がもうすぐ終わると言えば確かに焦りたくもなるんでしょうが、ここ数年の諸々からのリビルドなんだし…という過去類を見ない程度の長い目で見てたいので、しばらくは節目節目に茶を濁した様なこんなことばかり書くんだろうなと。