一を聞いて虚数解

枠の外の話

『KandaNewsNetwork: 参議院選挙に出馬してわかったいくつかの事』から感じたいくつかの事

しかし、こういう事をお目にかかれるだけでもすでにblogってものがあって、ブロガーと呼ばれる方達がいて良かったと感じるわけで。

最初に渋谷のスクランブル交差点で、第一声をあげた時、声をかけてくれた方の最初のお言葉は、「バス停はどこですか?」でした(笑)そして、2番目の方は「写真を撮りたいので、その場所動いてもらえませんか?」でした。知名度は重要だと感じました。

とか、今までじゃお目にかかれないからね。この挑戦には称賛を惜しまないよホント。
さすがに全てに同意は出来ないとは言え、ポスター張りのくだりとかは、実際にやってみて痛感するような事だけに非常に興味深かったです。

で、最後の方の『メディア主導ではないか』というくだりは自分としても非常に強く感じました。確かに『国政選挙』なので国政に関する発言が取りざたされるのは仕方のない事で、争点の問題が重大すぎるってのと、今回の内閣が『やらかしすぎ』というのは否めなかったにせよ、結局のところ『メディア的においしいネタ』な所しか争点になっていない、そういう面は強く感じました。

争うべき議題はいくらでもあったろうし、(個人的には農業問題、食料自給率の話とかはもうちょっと聞いてみたかった。まあ、ここら辺は各党のサイトにでも行ってこいと言われればそれまでだけど)それが実際には『街灯や講演会でしか』聞けなかったってのはあったと思います(マニフェストにはあった野かもしれませんが、それすらも配るものであって、国民全員には絶対に行き届かないわけで)

じゃあ、その部分を知るには候補者や政党の政見放送などを見るしかないんだけど、政見放送などは法に基づいて公平に行っているらしいけど、実際には見られない人もいるし、見る気もない人もいる。さらに言えば、タイミング悪く引っ越しした人にとっては、引っ越し前の選挙区の候補者の情報はほぼ100%得る事は出来ないし、現実問題で投票なんてしには行けないし。(これ個人的体験談)

現状ではそういう人に対する補完は出来ていないし、それを現在のメディアに何ぞは期待できるわけがない。(NHKでさえも政治になればかなりデリケートみたいだし)アメリカみたいにYoutubeでタレント使って堂々とやられるのもしゃくで、不愉快だけど、『遠くにいて情報を仕入れる事が出来ない』ことや『もっといろんな政見をオンデマンドで聞きたい』せめてそんなことの補完的な意味合いでなら使えるような気がします。

ホントにメディアの力を排除するなら、完全に政見と投票に関するお知らせ以外は選挙期間は政治ネタ取り扱いを禁止するしかないんだろうけど、そうすると今度は『ネットに対するリテラシー』の方が問題になってきちゃうし、完全にどっち化にしろってのは無理なんだろうけど、すくなくともCMをなくすくらいは出来るんじゃないかねとが思います(まあ、金になるからね…)

と、これだけ自分に考えさせる事が出来るだけでも、やはりこの記事には価値があるとは思うわけで。