一を聞いて虚数解

枠の外の話

見えざる手が見え過ぎちゃって困るの〜

まーなんというかアホかと思う。去年はどこかのチームが温存して(ry
主力温存に犬飼会長激怒!大分、千葉から来年天皇杯出場権はく奪も:Jリーグ:サッカー:スポーツ報知
それは冗談としても、まあなんかねぇと思うわけですよ。てか、大分とか千葉のメンバー結構豪華じゃないか。家長とデカモリシの北京組出したら怒られたとかアホか。スタメンじゃないだけで決して手抜きって訳でもないだろうとは思うわけで(もちろんそれがわかる人が多くないって事も承知はしてるが)ネームバリューと実力は一致しないのに、ネームバリューまでもをスタメン・サブで同じくらいのでしかターンオーバー認めないという発想なんだろうか。
もしベストメンバー規定が厳格化しかもその基準がネームバリュー的なものまで言及されるならどこでサブメンバーに経験を積ませればいいのかと。あんな日陰状態も甚だしいサテライトだけとかじゃあり得ない。
CERTO OITA - ニュース-JFA・犬飼会長 「主力温存」の大分、千葉を事情聴取へ 来季天皇杯出場権剥奪も検討-
まあ、大木さんの発言はあまり気にしない方が…俺はこういうの好きだけど(てか甲府サポーターだしね)絶対に全チームに徹底させるべき事ではないし、J2側の目線って部分もあるし。(むしろJ1側は大いに手を抜いてくれた方がアップセットの期待値が上がるので多いに手をぬいt(ry )
それはともかく、何となく今回の件と例の秋春制の話と合わせて個人的に思ったのは

Twitter / mknst: 秋春制と今回の件。あわせて勝手に想像すると、たぶん奴 ...
秋春制と今回の件。あわせて勝手に想像すると、たぶん奴はリーグ内でのチームのヒエラルキーをより明確に、より格差を付けたいのだと思う。

と言うことなんではないかと。現行に比べると「不利なところはよりに不利に。有利なところはより有利に」って感じの施策ばかりが続いている。
※ここからはかなりの推測。ご了承あれ。
じゃあ、そこまでヒエラルキー化して何がしたいのか。単純に言えば「日本の有力選手・経営リソースの集約」とそれによる「代表選手ないし特定クラブの強化」とそれに付随する「日本の特定クラブのネームバリューの強化」なんじゃないかなと。
秋春で一部地方に不利を持ってくる。さらにターンオーバー組めるのは大きな所だけで、小さいところは常にベスメン。大きいところはターンオーバーも「ネームバリュー的に」認める感じ。さらに移籍軸を欧州に合わせる。
秋春にするとウインターブレイクなんぞ挟んだところで必ず冬に「雪国アウェー連戦」が組まれる。優勝争いはともかく、残留争いに突入する場合は間違いなく「スタートダッシュに躓く」と言う点が現状ある以上はあとでホームが続くにしても、圧倒的に不利。さらに言えば、不利を被って成績が落ち込んだ状態でホーム連戦になったとして、動員に対する影響は少なからずあるわけで。細かいところでアドバンテージを奪っている推測ができる。
さらにベスメン規定にそういった「ネームバリュー的」要素が絡むなら
小さい・地方は「優勝争いに絡みづらい・スタメンから落ちると出場機会が絞られる」
都会の大きいところ「優勝争いに絡みやすい・スタメンに落ちても出場機会は相対的に期待できる」
という絶対的な差が生じるのかもしれない。
まあ、そうなれば当然有力な選手、有望な若手が特定のチームに集まる事が推測でき、さらに言えば移籍軸を秋春制でヨーロッパに合わせればそこを「ステップ」として海外に移籍することも容易に推測できる。さらに言うと海外からの有力な選手も「ステップ」として日本の特定チームを選ぶ可能性が出てくるわけで。有力海外選手と一緒にプレーすれば当然よい刺激にはなります。
つまり海外では顕著な「プロビンチャ→国内ビッグクラブ←→海外クラブ」という構図を短期間で形成し、かつその役割に波乱を起こさせないでプロビンチャ役を振ったところには「粛々と有望株に経験を積ませて国内ビッグクラブへの選手の供給」という事だけを徹底させたい。ということを狙ってるような気がします。
ただ現状来年には優勝争いのメンツが変わり、去年優勝争いしても来年は…っていう感じのJにおいて、(まあ、だんだん固まってきた感はあるけど)そこからどうやって役を振り、それを徹底させるか。と言うことを考えると、都市基盤、気候的に必然と関東ないしは太平洋側になるし、ビッグクラブ役を振るにはそれなりの「資金力的バック」がいる訳で。って感じの施策なんだろうなと何となく思った(かなり推測の部分が大きいけど)

Twitter / mknst: 極端な言い方をすると、ここ数年の「今」を見て勝手に役 ...
極端な言い方をすると、ここ数年の「今」を見て勝手に役割ふって、極端にリソースを短期的に急激に奪い取ろうとしてるわけで。これからのし上がろうってチームが気に入るわけがない。だからストレートに文句言うわけで。


とはいえ、Twitterでも書いたように、だとすればそういう地盤でないクラブののし上がりの芽を摘みますよ政策がおもしろいわけがないので俺は嫌だ。
さらに言えばこれを推し進めると必ず特定クラブは強くなり、ACLでも成績が収められるし、そこに有力選手が集まって海外にも行くだろうし「○○という稀代の選手を排出し」とか「○○というアジア有数のクラブの基盤を作り」とかいう事だけが表向きになりそう。逆にその裏でそんな役割を振られた方は結構痛いわけで、下手したらクラブの存続に関わる事態がまた出てきかねない。しかもそこに対しては今のところ何もない。ボトムアップがないってのは最大の問題だと思いますね。

それの何が嫌って、クラブ存続問題になれば「クラブの努力が足りない」とか「ふるい落とし」みたいな表現にされて失策にならず、その分大きいクラブ・代表的な選手の排出が「功績」として語られる姿がありありと透けて見える。この政策が功を奏して、一部のクラブと代表が強くなり、何らかの方法で弱小クラブがうまく存続してものしあがりの芽は摘まれていくわけで。

Twitter / mknst: ものすごく要約すると、うまくいってもいかなくても、こ ...
ものすごく要約すると、うまくいってもいかなくても、こちらとしては、どっちに転んでももともと得しないことが透けて見えてる施策にどうやって賛同すればいいんだか教えろ犬飼。って事で一つ。

雑多に書いた推測だけど、これが現実の物にならに事を願いつつ。