一を聞いて虚数解

枠の外の話

サイクリングは計画的に Week38


久比岐自転車歩行者道ってのがあるんですよ。(新潟県道542号上越糸魚川自転車道線 - Wikipedia)国道8号沿いを通ってる自転車道。もともと線路かなにかだったらしいこの道。よく車では通るんですが、じっさい自転車で走るって事は「やろうとしないと」ない。って事で、別にかっこいい数万、数十万、もしかしたらそれ以上の自転車とかはまったくなく、普段使ってる安物の折畳み自転車で走ってきた。片道30kmくらいだそうで。

とりあえずずっと海沿い。横を見れば海があり、海からの風を受ける。今回みたいに時節に恵まれた時は快適なサイクリング。ただし冬場はとても人がいられたもんじゃないんですが。

こういういかにも海沿いに来ました。って感じの風景がゴロゴロ転がってて、そういうのが好きな人と、青い空と白い雲が大好きな人にはたまらない。さらにもともと北陸本線の旧線路跡地ということで、わりと一直線というかコーナーや起伏は(当然あるけど)少なめ。で、入り江になってるあたりも

トンネルを通るというなかなかこじゃれた仕様。鉄道が好きな人にも地味にうれしい。天気が良いと、抜けた先の青空にクラッとくる。そんな感じで今となってはちょっと廃れてしまった雰囲気の集落をとおったり、それなりに町っぽい所を通ったり、間に道の駅を二つ通ったり(道の駅うみてらす名立・道の駅能生)しつつ糸魚川の手前間で。ついたら多分ローソンで一息つくと思う。それしかないし。

一息ついたら見慣れた道を戻る。片道がこの自転車、これくらいの距離は初めて走る自分で3時間ちょっと(ただし、帰りはかなり脚に来た…)往復で6時間と休み時間。なので、昼に始めると、見慣れた道も戻ってくる頃には別の表情を出してたりします。

で、日没ギリギリにスタート地点に到着。パーキングにあれだけあった他の車が無くなってた… (釣り客が帰ってた)

とりあえず、自転車はちゃんとしたの買って、もっと荷物絞って走るべきだし、俺はもうちょっと真面目に体どうにかしろって事を痛感した旅路。往復60kmって通勤距離じゃないもんね…舐めてた。
折り返し始めから徐々にスピードが出なくて、ちょっとした坂にばてて、ギアがいつの間にか1段階、2段階と下がっていって、脚を伸ばそうとすると、「!」ってなりそうになり…と、最初は「まあ、ルーチンで漕げばいいんだから何とかなるでしょう」とか思ってたのを見事に打ち砕いてくれました。それでも全然坂はないんだけど。山とか峠越えとかとてもじゃないけど出来ないわ…

チャリダーの人すげぇなと最後の方なんて写真を今振り返って見て「そんな景色あったっけ?」みたいなくらいに記憶があいまいになりつつ。うん、無計画は良くない。

以下その他写真を。

ちょうど雨上がりの日なので雲が適度に残りつつ空は澄んでて写真には持って来いの日だった。

海の反対側はすぐ山なので、振り返ると緑も多いし、こんな景色もちらほら。まあ、悪く言えば寂れてしまった感じは至る所に。

スマイル

空が青から徐々に色が変わってくると、日没タイムリミット。視覚的に理解できる。

そんな感じで突発で無計画に行った割には面白かったので、次(となるともう来年かも、雪解けの先かも知れないけど)はもっとちゃんとした自転車と準備でいきたいものだと。すれ違う自転車乗りへの羨望感のすごさ。

台風が過ぎ去り、スポーツの秋はこれからだって事で。