一を聞いて虚数解

枠の外の話

旅行というか移動と「本に近い扱い」のKindlePaperWhite

新幹線とか乗るんですよ。新潟ですし。東京行くし。船にも乗るよ。佐渡に行くくらいだけど。陸路だと自分で車運転して行くときもあるけど、どっちにしても結構な時間かかる。

んで、意識の高さ無いのでその間ってなにしたもんかって思う上に、パソコン立ち上げてペチペチ仕事する気とか(そもそもそういう所で文章開いていいのか問題もあるけど)無いんで時間を潰すっていうのも大変です。しかも新潟の移動だと「電波が無い地帯」が結構ある。通じてもすぐ無くなってという地点もあったりでバッテリー消費しやすい強敵。電源とかあるわけ無いだろ。

意識がない人はそのまま意識を失って寝てればいいのですが、一人だとそうそう寝るわけにも行かずにいろいろ模索するんだけど、結果として本を読むのが一番ですって事に至って最近はKindlePaperWhiteで本読んでる。何読んでるかとかはまあいいじゃないですか。

使ってるとタブレットよりKPWの方がいろいろ楽だなーと思う点が結構あったので「タブレットで読む」のとの比較でもろもろ
タブレットとKPWを比較すると
薄く軽い:そのまんま。薄さと軽さはガジェットの正義!!
大き過ぎない:公共交通機関における大きさは割と大事。小さいと文字が読みづらいけど、大きいと隣に干渉しちゃうし、覗かれそうで…困るような本でなくともちょっと集中しづらい(タブレットだと視野角広いのでなおのこと)
電池が持つ:電源がない+充電してる時間はない
単機能デバイス:上の電池と絡む話でタブレットはいろんなことができる反面電池を消耗することで全部ができる時間が減ってしまうということなので、端末の電池の消耗が思った以上に気になったりするので。KPWが電池きれても本が読めなくなるだけなので。
電子ペーパー:昼間とかほんと直射日光で見えなくなるんですよタブレットというか液晶とか。新幹線だと特にトンネルを抜けて日光が入ると全く見えなくなったり。というのがない電子ペーパーの恩恵を最大限に感じる瞬間。
威圧感が無い:KPWってそんなに大きくないし黒くて地味だし、カメラもついてないので、周囲への威圧感が無いというのも大きい。公共交通機関だとタブレットって目立つ(特にiPadとか)し、カメラがイン・アウトで付いてると、使ってる側は何もする気がなくとも気にする人もいたりして微妙に威圧感与えたり。KPWだと不思議に思われたりするけど、何かできそうにないし地味なので周囲も結構気しなくなる。
デメリットとしては
電子ペーパー:カラーがないので全部モノクロ+ページ遷移
ストアが限られる:買えない物が存在する
とかあるんですが、案外出掛けだと、本屋にその都度よるわけでなく駅構内で選べる範囲とかになるんでそこまで遜色ない。むしろ文庫や雑誌読み終わってから捨てる人が出てくることを考えると、
「読書をするもの」という点ではやっぱり優れてるなと。実際スマートフォン持ってると、タブレットでやることって案外かぶってて(自分の使い方+出かける要件的に。もちろんそうでない人がいるのは承知で)実際画面サイズが大きくないと困るっていうの本読むくらいだなってなってきてて、バッテリー管理とか考えるとKPWがあってるなと至り。

KPWの話をすると何度も言ってしまいそうですが、KPWのいいところはとにかく「本に近い運用ができる、想定されてる」という部分がメリットと思ってて、タブレット端末とはそこの時点で結構違うんだなって思ったりする。よくブロガー様が言われる「本がすぐ買える」とか「たくさん入れられる」とか「辞書がついてる」とかのガジェットとかクラウド的先進性っぽい部分(先進でもないと思うけど)はメリットとしてあるかもしれないけど、実際使ってる上ではだいたい嘘(そんなに使わない)「読書しかできないので読書に集中できる」見たいな謎風潮っていうのも個人の資質であって、実際移動中にスマートフォンTwitterなりブラウジングとか平気でするし、紙の本読んだって平気で他のことには気を取られるだろうとから嘘だろうと思ってる。Kindleがいいというよりお前がダメっていう。

「本を読む」「本という形態」っていう動作というか習慣が染み付いてるという人である以上、それに即した部分が大事。だから電池であり、電子ペーパーであり、端末の作りでありなんだと思う。このへんを書くとまた、長くなるんだけど「紙に近い」は間違ってて「本に近い」っていうのが正しいのだと思うとか。

買って数日でのレビュー記事みたいなのってだいたい「端末・ガジェット」としてのレビューになるので、実際欲しいのはKindleとかが「文章・書籍を読むシステムとして」のレビューなんだよなと。KindlePaperWhiteのレビューでなくKindleで本を読む生活のレビュー。なので自分でもちまちま書いてみてる。

こういうサービスと密接な専用端末のレビューっていうのもなかなか難しいなーと思う昨今。

Kindle Paperwhite

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