一を聞いて虚数解

枠の外の話

チェインギャングは終わらない。

電子書籍が盛り上がってるし、紙のも含めて読書を推進するのもいいのではないかと最近思ってまして。いつまで続くのかはわかりませんが、図書館が近くにあるのは追い風ではあり。

書評というよりはもはやメモ、殴り書きだろうと。で、まずは「チェインギャングは忘れない」

護送車が襲撃され、五人の男が脱走した。脱走した男の一人である大貫修二は、記憶を失い停車中のトラックの前で眠っているところを、ドライバーの早苗に蹴り起こされた。その頃、数日後に迫った連続殺人鬼「サンタクロース」対策配備の準備をしていた池袋署の神崎と黒木は、大貫が脱走したという知らせを聞き、秘密裏に捜査をはじめる。軽快なテンポに乗せて鮮やかに展開される横関ミステリー、驚愕必至の最新刊。

という下りから始まり。最初は奇妙な縁みたいな話かなーとと思ったけど、クルクル展開が変わりつつ最後まで一気につながって行く物語。話が進むにつれ登場人物が増えてきてそれを把握して行くのがなかなか大変ですが、最初の方に感じてたことや、その時点での読みをひっくり返してくれるのでなかなか面白いなと。最後が一気すぎてアララってなるけどそれはそれでスピードが上がってる感じがある。

チェインギャングっていうとマーシーの名曲ってイメージだったけど、その意味がテーマなんだなと。という事で、読んだらチェインギャング(の意味)は忘れないって事になるかと。

展開よりキャラのイメージを膨らませて読むと楽しいと思いました。

チェインギャングは忘れない

チェインギャングは忘れない